2023.03.17

オトシブミ


オトシブミはゾウ虫の仲間で約1センチぐらいの昆虫です。
初夏オトシブミは自分のカラダよりはるかに大きく、みずみずしいクヌギや、ナラなどの若葉の中でとびきり、いい葉を選んで型紙に合わせたかのように噛み切ってカット。
そしてそれをくるくる巻いて途中でその中にタマゴを産みつけ、さらに巻き続けて巻き物のような円筒形の若葉のゆりかをつくります。
そして最後にゆりかごを枝から切り落とします。
地面に落ちたゆりかごの中でタマゴは孵化し生まれた幼虫は若葉のゆりかごを食べて成長するのです。

人は生まれた時から親の姿を見てさまざまなことを学び成長します。
しかしオトシブミは実に複雑な
若葉のゆりかごをつくり、数少ない
タマゴを無事幼虫として送り出す大仕事を生まれつき持っている
本能だけでやり遂げているのです。
オトシブミのこのユニークな行動も、『本能とは』をときあかすために生きた昆虫を見つめ続けた
ファーブルさんの研究によってはじめて知られることになったのです。

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